名詞: の + 最中に
動詞:~ている/~ていた 最中は
(注:形容詞「忙しい」につく例もある)
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♪ 会話 ♪
山田:今は決算期で忙しい最中なので、日を改めてお電話ください。それではまた!
李 :以前つき合っていた彼女からの電話だろ?冷たいこと言わずに、話だけでも聞いてやれよ。
山田:私用電話を仕事の最中にかけてこられると、往生するよ。それに、もう彼女とよりを戻す気はないし。
♯ 解説 ♭
「~最中」は「ちょうど~ているところ」<動作継続中>を表します。しかし「最中」は行為の最も重要なピーク時を表す語なので、例文1の「タバコを吸っているところ」を「~最中に」変えると不自然になりますし、例文2の「慌てているところ」ような行為ではなく心理状態を表すときは使えなくなります。その点、「~ところ」は動作動詞でも、感情・感覚・心理を表す動詞でも広く使うことができます。
この「~最中」と類義語に「~中」(→文型188)がありますが、名詞との接続の形が違いますから、注意しましょう。
食事の最中 ー 食事中
電話の最中 ー 電話中
§ 例文 §
1.トイレでタバコを吸っているところ(×最中)を教師に見つかり、停学処分にされた。
2.引っ越しの真っ最中に雨が降り出し、慌てているところ(×最中)です。
3.みんなが食事をしている最中を、突然、大地震が襲った。
4.今、容疑者の取り調べをしている最中だが、なかなか口を割らない。
5.人が話している最中に、横から口を挟まないでください。
★ 例題 ★
1) 山で道(で/に)(迷ったから/迷って)、途方に暮れていた(最中/ところ)に、地元の人が通りかかった。
2) 今は締め切り( )前にして、原稿を(書く→ )最中だから、その話は今度( )してくれ。
(^^)前課の解答(^^)
1) 際(さい)/なにとぞ(副詞:依頼)/して(謙譲→文型019)
2) 訪問した/に(→文型323)/述べさせ(→文型102)