名詞 : × + さえ
格助詞:に・で・と・から・の すら
動詞 :て形/ます形
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♪ 会話 ♪
李 :雑談には乗ってくれたけど、肝心の商売の話はきっかけすらつかめなくてねえ。
山田:君でさえ説得できないのだからね。でも、彼は聞く耳は持ってるから、最後まで諦めるなよ。
李 :今でさえこんなに競争が激しいから、年度末には八掛け二割り引きはおろか、半値すら登場するよ。
♯ 解説 ♭
「~さえ/~すら」は接続が複雑ですが、よく使われる形を次項で取り上げています。名詞に直接接続し、格助詞「が/を」の位置で使われるとき、「~でさえ」の形もあります。どちらも極端な一例を取り上げて、「だから、他はもちろん~だ」という意味を表します。強い「~も」と考えてもいいでしょう。
ただし、「~さえ」はいいことにも良くないことにも使えるのですが、「~すら」は軽視・蔑視の感情を含んでいるため、良くないことに使われます。
小学生なのに、高校の数学問題さえ(?すら)できる。
高校生なのに、小学校の数学問題さえ(⇔すら)できない。
§ 例文 §
1.一年も日本語を勉強していながら、カタカナすら読めないのか。恥ずかしいとは思わないのか。
2.なぜ黙っている?この私にさえ話せないようなことなのか。
3.足し算すらろくにできないんだよ。微分積分がわかるはずがないじゃないか。
4.腰が痛くて、じっと寝ているのさえ辛い。
5.あきれてしまって、怒る気にさえなれない。
★ 例題 ★
1) 私の生まれたところは、駅からタクシー(に/で)(乗るさえ/乗ってさえ)、一時間は(かける/かかる)山村です。
2) 毎日の御飯( )すら、ろくに(食べられる→ ) 人がいるというのに、ぜいたくを言うんじゃない。罰( )当たるぞ。
(^^)前課の解答(^^)
1) で/迷って/ところ