名詞 : × + 次第で(は) ・
次第だ
連体修飾句: × + 次第で ・
次第だ
(注:・の時は、「~ような次第/~という次第」 などの形が多い)
♪ 会話 ♪
李 :明日は状況次第で、行き先を変えようか。今は季節がいいから、海でも山でも楽しいよ。
良子:私は紅葉が見たいけど、道がとても込むんでしょうね。こればかりはパパの気力次第ね。
李 :渋滞が長いと小平が飽きるし、その時は紅葉を諦めて、近くのサファリパークへでも行こうや。
♯ 解説 ♭
「~次第だ」は例文1~3のように「~によって決まる」という意味を表します。例えば「やり方次第で、早くもできれば遅くもできます」は「やり方によって、早くもできれば遅くもできます」と言い換えることができます。しかし、「国によって文化や習慣が違う/人によって考え方が違う」のように、人間の意志を越えたところにある客観事実や現象には「~次第だ」が使えません。つまり、人間の意志で左右できることにだけ、「~次第だ」は使われます。
やり方によって(・次第で)、早くもできれば遅くもできる。
教師によって(×次第で)教え方が違う。
例文4、5の「次第」は「事情・経過」の意味の名詞として使われている用例で、「名詞+次第で」とは接続も違いますから、注意しましょう。
§ 例文 §
1.地獄の沙汰も金次第。(俗語)
2.ものは考えようだよ。見方次第では「禍が転じて福となる」かもしれないよ。
3.ものは言いようで角が立つ、言い方次第で好感を持たれることもあれば、反発を招くこともある。
4.ことと次第によっては、社長自らご出馬いただかなければならなくなるかもしれません。
5.・・・につきましては、以上述べたような次第です。
★ 例題 ★
1) 君(って/だって)その日の(お/ご)天気次第で、気分がころころ(変える/変わる)人だね。
2) (やる→ )方次第( )、早く( )できれば遅くもできる。
(^^)前課の解答(^^)
1) 得られ/ただちに(「たちまち」は自然現象)/に
2) 書き(→文型003)/上がり/もらえ(依頼)