動詞の使役形:て形 + やる/あげる/さしあげる
もらう/いただく
くれる/くださる
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♪ 会話 ♪
李 :例の試作車に乗らせてもらったんだけど、印象の薄い車だったよ。発売されても僕は買わないな。
木村:自動車部の仲間のよしみで紹介したのに。それじゃあ、僕の顔が丸つぶれじゃないか。
李 :僕のとっておきのブランデー、もう残り少なくなったけど、君に飲ませてやるから、機嫌を直してくれよ。
♯ 解説 ♭
この文型は動詞の使役形と受給表現が結びついた形で、許容・許可の表現を作ります。会話では例文1~3のように「~(さ)せてください・~(さ)せてもらえませんか・~(さ)せていただけませんか」などの許可の依頼表現が一番よく使われます。
私が ここで 働く。
→あなたが 私を ここで 働かせる。
→ 私を ここで 働かせて ください。
なお、例文5のように恩恵の強調を表すこともあります。
§ 例文 §
1.少し疲れました。すみませんが、30分ほど休ませていただけませんか。
2.どんなことでもいたします。給料はいくらでもかまいません。私をここで働かせてください。
3.その仕事は私も興味があります。私にも協力させてくださいませんか。
4.今日は急用がありますので、お先に失礼させていただきます。
5.あ~んと口を開けて、お母さんが食べさせてあげる。
★ 例題 ★
1) おい、俺にも一言(だけ/さえ)(言って/言わせて)くれ。(言い/言われ)っぱなしじゃ、気がおさまらない。
2) これ( )もちまして、御挨拶( )(代える→ )ていただきます。
(^^)前課の解答(^^)
1) いれば/あれば/に(慣用語「~が気にかかる」)
2) が(従属句中の主語は「が」)/くれ/すれ