名詞 : だ + し、~
動詞・形容詞:普通形 <ナ形ーだ> し、~も~し~
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♪ 会話 ♪
李 :体はだるいし、頭も痛いし、今日は会社を休みたい気分だなあ。
良子:たまには年休をとって、のんびりしたら?働き詰めじゃ、体が持たないわよ。
李 :そうしようか。出世の階段を上るためにあくせくするより、自分の時間を大切にしたいし。
♯ 解説 ♭
「~し」は事物を累加するときに使う接続助詞です。一度しか「~し」が使われていないときにも、同類の何かがあることを暗示しています。多くの場合は副助詞「も」と呼応し「~し、~も~し~」という形で使われますから、そのまま覚えておきましょう。この場合、「~も~ば、~も~」文型(→文型427)と同義表現になります。また、「~し/~し、~し~」が文脈上、原因・理由を表すときは、「~て~て~から/~て~て~ので」と同義表現になります。→例題1)
お金もないし、暇もない。 <添加>
=お金もなければ、暇もない。
お金もないし、暇もないし、家で寝ているしかない。<理由>
=お金もなくて、暇もないから、家で寝ているしかない。
§ 例文 §
1.もう時間も遅いことですし、そろそろ失礼いたします。
2.急に残業しろと言われたって、こちらにも都合があるし、困ったなあ。
3.雨も降っているし、風も強いし、最悪の天気だ。
4.彼はスポーツ万能だし、ハンサムだし、女の子にもてないわけがない。
5.瀬戸内地方は気候も温暖だし、魚もうまいし、果物も豊富です。
★ 例題 ★
1) どんな場合に(は/も)、賛成者もいるし、反対者(は/も)いる。反対を恐れるのは何(を/も)しないのに等しい。
2) 人( )はそれぞれ事情というものがある( )、余り無理強い(する→ )方がいい。
(^^)前課の解答(^^)
1) こんなに/ひどくては(~ては→文型188)/せざる
2) に/言わ/を