動詞:原形 + ことはない
こともない
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♪ 会話 ♪
李 :君が謝ることはないよ。あくまでも共同作業なんだから、今後の対応策をつめる方が肝心だよ。
山田:自分がやれることはやったんだから、悔いはないと思っていたけど、やはり失敗は骨身にこたえるよ。
李 :今回のことで先方とのお付き合いを深められるなら、「塞翁が馬」でこれ以上のことはないよ。
♯ 解説 ♭
「~ことはない/~こともない」は動詞の原形とむすびついたとき、例文1~3のように、「~することはない」は「~する必要はない」<不必要>を表します。そして、「~までもない/~には及ばない」(→文型338)と同義表現になります。動詞の完了形(「た」形)と結びついたときは「~したことがある/~したことはない」(→文型080)のように、過去の経験を表します。
行くことはない。 <必要がない>
行ったことはない。<過去の経験がない>
また例文4、5のように、「~ような事態は決して~ない」<全面否定>を表すときがありますが、この場合、例題のように「~ことはあっても~ことはない」は対比させて強調する文型もよく使われます。→例題1)
§ 例文 §
1.息子はもう中学生なんだし、少々帰りが遅いぐらいで、いちいち心配することはない。
2.焦ることはない。時間はまだ十分にある。
3.誰にもまちがうことはあるんだし、そんなに怒ることもない。
4.体が健康で手に職があれば、どこに行っても生活に困ることはないさ。
5.人の世は、流れ続ける大河のように絶えず変化していて、一刻もとどまることがない。
★ 例題 ★
1) 彼は正直者で、人に(騙す/騙される)ことはあっ(た ら/ても)、人を(騙す/騙される)ようなことはない。
2) 君が手伝ってやる( )( )はない。親切も度を過ごす( )、相手のためには(なる→ )ものだ。
(^^)前課の解答(^^)
1) 知りたく/たくなければ/聞こう(「~(よ)うと思う」の否定形)
2) は/が/難しく