首页 资料下载 天声人语 (天声人語)「善処します」の歴史研究 2017年4月17日

(天声人語)「善処します」の歴史研究 2017年4月17日

来源:日语港 作者:日语港 时间:2017-12-12 阅读:2270

 (天声人語)「善処します」の歴史研究

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 「善処します」。かつて永田町や霞が関界隈(かいわい)で盛んに使われた言葉である。前向きな態度かと見せて放置しておく場合に便利である。だが平成に入ったあたりからあまり聞かなくなった▼この言葉の危うさを知らしめたのは日米繊維摩擦だろう。1969年、日米首脳会談で佐藤栄作首相が「善処します」と発言。通訳が「アイ?ウィル?ドゥ?マイ?ベスト」と訳したとされる。ニクソン大統領は輸出規制の確約を得たと受け止めた。この「誤訳」が両国の関係悪化を招いたと語り継がれてきた。筆者も今年1月10日の当欄で紹介した▼米政府の公文書に「善処します」発言はありませんでした――。元時事通信記者で翻訳家でもある檜誠司(ひのきまさし)さんから貴重なご指摘をいただいた。英文記録を精査すると、「善処」どころか、首相は「私は誓う」「信じてほしい」と言葉を重ねて確約していたという▼だとすれば、なぜ誤訳説が生まれたのか。通訳を務めた赤谷(あかたに)源一氏(当時は外務省官房審議官)は87年に他界している。長女の慶子さん(69)を訪ねた▼「父は生前、誤訳説が広まろうが広まるまいが、まったく気にしていませんでした」。源一氏は英オックスフォード大学で学び、のちに国連事務次長も務めた。英語力の確かさは折り紙つきだった▼慶子さん自身、通訳として数々の修羅場をくぐり抜けてきた。「交渉がもつれたりこじれたりすると当の政治家が通訳のせいにすることって昔からあるんじゃないですか」と快活に笑った。

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