首页 资料下载 天声人语 20120111 献金、融資、個人資産

20120111 献金、融資、個人資産

来源:朝日新闻 作者:日语港 时间:2012-03-06 阅读:2917

 今、日本で最も知られた宅地かもしれない。小沢一郎氏の資金管理団体が買った、東京都世田谷区の土地である。氏の政治資金が取りざたされるたび、現場リポートや空撮でここが映される。きのう訪ねると生け垣の新芽が乱れて伸び、〈兵(つわもの)どもが……〉の趣だった▼秘書たちの寮のための土地だという。2004年秋、小沢氏は「俺が用立てよう」と、秘書だった石川知裕衆院議員に購入資金4億円を渡した。これに争いはないが、出どころの説明は二転三転する▼献金、融資、個人資産。石川氏も「小沢先生が長い人生で蓄えたお金、としか答えようがない」と歯切れが悪かった。この金の虚偽記載をめぐる裁判で、小沢氏が被告席から最終回答を試みた。「親から相続した財産と、印税や議員報酬」だと▼金銭感覚の違いはあろうが、平均的な生涯所得を超える大金だ。出納の記憶があいまいなはずはない。いち早く国会で説明しておけば、強制起訴の屈辱もなかったろうに▼小沢氏は「私の関心は天下国家の話」とも答えた。政界再編に備えた資金であり、選挙上手の秘書団である。大乱の気配が漂い始めた矢先に、金と人を生かすための土地を〈夢の跡〉にされてたまるか。そんな心境だろうか▼春に無罪となり、首相から被告人になった師の逆を行くつもりかもしれない。今度こそ最後のご奉公と。何度目の勝負か知らないが、壊し屋と呼ばれた人物を軸に転がり続ける政治は空しい。手入れが行き届かない住宅地のように。

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