首页 文学 赵平教授文集 独秀峰(日文) 二 作者 赵平

独秀峰(日文) 二 作者 赵平

来源:日语港 作者:日语港 时间:2014-01-08 阅读:5362

睡魔(すいま)がふたたび襲来(しゅうらい)した。天は、(かいこ)(は)(いと)のごとく、それとは気づかないほどの銀糸(ぎんし)を引っぱりだしていた。夜明(よあ)けが近づいたか?立ち上がって(かた)くなった手足を動かし、平らな草地(くさち)を探すと石をひとつ運んできて鞄を置いて枕にした。横になるとすぐうとうとし始めた。

頭の下の地面が振動して夢から醒めた。夢の中で私は南極(なんきょく)氷河(ひょうが)の中に落ち込んで、コバルトブルーのその氷壁(ひょうへき)を命がけで登っていた。目をあけたが、まだまわりは暗い。一瞬夢と現実とがわからなくなった。

長い足が二本、目の前を通り過ぎ、つづいて「きゃっ」という悲鳴があがった。私のすぐそばを走りすぎた女の子が、手で口を抑えて目をまん丸にして恐ろしげな表情で、身を起こして[99]いる私を見つめていた。すぐ(に)三歩(さんぽ)さがると、猫に追われるネズミのようにすばやく山を走り下った。私には彼女のかかとが彼女の頭をたたいているかのように(み)えた。こいつはきっと錯覚(さっかく)だよ、と思うことにした。

私が草地から立ち上がると、スポーツウェアの学生らしいのがひとかたまり、がやがやと[100]上がってきて私を(と)(かこ)んだ。

「おまえはだれだ?」

眼鏡(めがね)をかけた若いのがいかにも厳しい顔でとがめた。

遠方(えんぽう)客人(きゃくじん)ですが」

私は笑い顔を作った。

「なにが遠方からの客なのよ。昨夜(ゆうべ)私をつけたじゃないの」

髪の短い、(ご)頭身(とうしん)[101]くらいの太った女の子が憤然とした身振(みぶ)りをして[102]

「きっと階級(かいきゅう)(てき)よ」

とのたまわった。

ぼんやりした(あたま)ではとっさの様子がわからない。としても、昨夜あとについて行ったのは、確か髪の長いのっぽのお嬢さんだったはずだが、彼女はいつの(ま)(ちぢ)んじゃったんだ?

「この若さで階級の敵になるなんて、(たい)したもんだ[103]ね」

眼鏡が前に出てきて、手を伸ばした。

証明書(しょうめいしょ)を見せろ。持っているんだろうな?」

牛乳(ぎゅうにゅう)もある。パンだって[104]ある。証明書がないはずはありません」

でも、と私は言った。

「あなた方の証明書をまず見せてくれませんか。そうでなければ皆さんがどんな階級なのかわからないじゃありませんか」

「これでもいいか……」

眼鏡は頭をちょっと掻いてから、胸につけた白地(しろじ)に赤い字の校章(こうしょう)をさして言った。

「見ろ、これが証明だ。ぼくたちは労農兵(ろうのうへい)大学生だ!」

「けっこうです」

私が、鞄に手を突っ込むと、くだん[105]のデブ[106]ちゃんは叫ぶ。

「気をつけて!鞄に匕首(あいくち)を入れているわよ。殺人用(さつじんよう)の!」

私のぐるりにいた若者たちは、どっと後ろに下がった。しわくちゃの証明書を引っ張り出すと、眼鏡に渡した。

「私は人殺しはあんまり興味(きょうみ)がないんでね」

眼鏡は(うたが)(ぶか)そうな表情(ひょうじょう)で私のしぐさを見ていた。それから、証明書を大声で読んだ。

「ここに、わが事業所の英語通訳(えいごつうやく)、◯◯同志(どうし)を株州に出張させるものである。関係機関(かんけいきかん)はよろしく応対(おうたい)していただきたい。(とく)にこれを証明する。敬具(けいぐ)。貴州赤水天然ガス化学肥料工場輸入設備事務所」

デブちゃんは顔をぱっと赤くした。

「あなたは英語通訳なの?じゃ、旅館に泊まらないで山に登って何してたのよ」

「私は(ば)(もの)だと思ったわよ。びっくりして気が遠くなる[107]かと思ったわ」

と、足の長い女の子が言う。

「桂林じゃ、だれかがどこもかしこも客でいっぱいにしちゃったんですよ」

私は、だんだん腹が立ってきた。

「学生宿舎は、お客様の接待はしないんですか」

眼鏡が言う。

「なお、確認のために、われわれと一緒に警備所に行ってもらいたい」

「いいですよ。長い時間かからなければね。私もいま山を下りなければと思っていたところ[108]だ」

学生たちに囲まれて私は山を下りた。空は明るくなって山道はそれほど急ではなく、山もまたいささか小さなものだった。みちみち、デブちゃんは私に近づいて、

「あなたは大学へは行かなかったんでしょ?どこで英語を習ったの?」

「どこで?習う必要はない。私の父が英語の教授でね。生まれながらにして[109]できるんだよ。そりゃ[110]遺伝(いでん)っていうもんだ」

私はホラを吹いて[111]みた。

「すばらしいわ」

デブちゃんは心底(しんそこ)うらやましげな顔をした[112]

「それで、夜、山寺に泊まるなんて。なんてロマンチックなんでしょ」

「小安!まじめに聞くんじゃないわよ。口から出任(でまか)せを言って[113]いるんだから」

と、女子学生のひとりがこの子を引っ張った。

「君は小安ていうのか」

私は大いに驚いた。いつも聞くせりふだが、事実は小説よりも(き)なり[114]とはこのことだ。

「君のお父さんは、ピアノの先生だろう?」

「どうして知ってるの?」

これにはデブちゃんも驚いたようだ。

「占いができるんだよ。そうでなきゃ、どうして目を閉じても英語を話せるんだってんだ[115]?」

私は、いささかお高くとまって[116]いた。

「すごーい!感心するわ。私のパパは確かにピアノ師よ。でも弾くほうじゃなくて作るほうなの。今は転職して自転車の修理をしているわ。私が今乗っているのもパパが(く)(た)ててくれたの」

デブちゃんはおしゃべりだった。現実は必ずしも小説よりも奇なりというわけにはいかないな。私は苦笑(くしょう)(きん)じえなかった。

警備所へつくと、警備官(けいびかん)は繰り返し私の証明書を調べ、なお鞄をひっくり返してみた。歯磨(はみが)(こ)(は)ブラシ、コップ、タオルなどの(せん)(めん)(よう)(ぐ)が机の上に散らばったが、殺人用の匕首はなかった。だが、警備所所長の中年男性は、私が英語通訳だという文言(もんごん)猜疑心(さいぎしん)(か)きたてられたようで、本当かどうか(うたが)(ぶか)(と)いただした。英語の翻訳など私の仕事のほんの一部だと私は答えた。

「じゃ、英語を書いて見せろ」

「何を書きましょうか」

「そうだな。毛主席(もうしゅせき)万歳(ばんざい)はどうだ」

警備員が紙と筆を持ってきた。私はその上に「Long live Chairman Mao」と一行(いちぎょう)書いた。彼はじっと見ていたが、

「おまえの書いた字はほんとに下手(へた)だな」

「お(ほ)めにあずかって[117]光栄です」

私は得意げに笑顔を作った。

「よし、これを持ち帰って研究することにしよう」

「これ以上、何を研究なさるつもりですか。私はいつ釈放(しゃくほう)されるんです?私は、まだ漓江(りこう)(くだ)りして陽朔(ようそ)へ行かなくっちゃならないんですが」

「それなら、すぐ行きな」

所長は手を振って言った。目は依然(いぜん)として私が書いたアルファベットを見ていた。

警備所を出ると、まっすぐ漓江へ向かった。あいにく冬の川は水が少なくて、陽朔下りの客船(きゃくせん)(と)まっていた。やるせない[118]気分で漓江の(す)きった川面(かわも)を眺めた。川底(かわぞこ)(みどり)のコケに誰が(す)てたのか、ミミズのように動くニワトリの(ちょう)があった。私は、あきらめずにバスで陽朔へ行くことにきめた。バスに乗り込んだらすぐ眠りこけて、車掌(しゃしょう)が私を揺さぶって、終点(しゅうてん)についたというまで気がつか[119]なかった。

陽朔は、まわりを山に囲まれた小さな町で景色は上々(じょうじょう)だったが、なにか(いん)(しょう)に残るものはこれといってない[120]。この小さな町でビーフンを一杯かきこむと、またバスに乗った。腰を下ろす[121]と、たちまち前後(ぜんご)も知らず[122]白川夜船(しらかわよふね)[123]となってしまった。

夢から醒めると、バスはもう桂林の町に入っていた。隣の女性の(ひざ)(ろく)七歳(しちさい)の女の子が座っていて、その子は、顔を窓に押しつけて黙って外を見ていたが、突然はるかかなたを(ゆび)さして、母親(ははおや)(い)った。

「ママ。見て見て。『独秀峰』よ。わあ、きれい。遠くから見るとまるで『英雄(えいゆう)(じるし)(まん)(ねん)(ひつ)みたいね」

私も彼女の指すところを見た。なるほど、「独秀峰」はニワトリの中の(つる)といった風情(ふぜい)で、密集(みっしゅう)した家の屋根の中に聳え立っていた。その端麗(たんれい)なこと、目の前にいる女の子の細い指のようだった。

「『英雄』万年筆とはうまく言ったわね。こちらのお兄さんに聞いてごらんなさい。『独秀峰』がなんに見えるか」

女の子はまるで昔から知り合っているように、私に顔を向けて小首(こくび)をかしげて[124]、「どーお?」と聞いてきた。

「うーん。そうだね」

私は、その黒い(ひとみ)から目をそらすと、つくづく[125]、独秀峰を眺めて、

「ピアノの先生の指かな」

「ふふふふ」

母親は得意げに笑いながら、「やっぱり万年筆っていうたとえのほうがよさそうね。なんたって、『英雄』印はわが国家(どく)(じ)生産の万年筆なのよ」と言ったものだ。

「そう。やっぱり小さい子のほうが頭がいいね」

私は、もうその繊細秀麗な山を見る気はし[126]なかった。(せ)もたれにもたれて目を(と)じ、深夜見たあの真っ黒な大黒柱をあらためて思い出し、広々とした大空(おおぞら)(ささ)えられているという風景を頭の中に(えが)(だ)そうとした。


日本からの双眼鏡vol.



[1] 「べき」 「べし」の連体形。「べし」の活用は「〇・べく・べし・べき・べけれ・〇」。補助活用は「べから・べかり・〇・べかる・〇・〇」。形容詞ク型活用。よろしい状態として是認する意を表す。~するのが当然である。~しなければならない。(「べし」的连体形,意为“应该”)学校の規則は守るべきだ。/学校的规则应该遵守。◇警官は使命感を持って、犯罪防止に当たるべきだ。/警察理应肩负使命,去防止犯罪。

[2] 「顔を出す」 (その場に)現れる。(露面,出面)相談する件があるから、顔を出さなければならない。/因为有事要商量,故必须去露一下面。

[3] 「ばかり」 副助詞。過去・完了の助動詞「た」を伴う動詞を受け、その動作が完了して、時間が経過していない、直ぐの状態を示す。(跟在动词的过去和完了形后面,表示动作刚刚结束时的状态)◇家に着いたばかりだ。/刚到家。◇映画は終わったばかりだった。/电影刚刚结束。

[4] 「ぬ」 文語。打ち消しの助動詞「ず」の連体形。打消の意を表す。~ない。「ず」の活用は「(ず)・ず・ず・ぬ・ね・○」。補助活用は「ざら・ざり・(ざり)・ざる・ざれ・ざれ」。用言およびある種の助動詞の未然形に付く。(否定助动词「ず」的连体形接在动词或部分助动词的未然形后面表示否定。)忘れられぬ人。/难以忘却的人。◇犯人は知らぬ存ぜぬと言い張った。犯人一口咬定“不知道、不认识”。◇彼がそれほど怒るとは、思いもよらぬことだった。他会如此生气,是我万万没有想到的。

[5] 「いわんや」 まして。程度が上の状態なので、言うまでもなく、考えるまでもなく。副词何况)◇これは子供にもわかることだ。いわんや高校生の君には分からないはずはない。/这是连小孩子都明白的事,更何况你是高中生,没有不知道的理由。◇秀才の彼ですら合格しなかったのに、いわんや君の学力では無理だよ。/连高材生的他都没及格,凭你的学问功底就更不可能了。

[6] 「動詞の未然形+んばかり」 比喩的な表現。今にもそうなる。程度の甚だしいことを示す。今にも……しそうに。(正要,将要)◇溢れんばかりの涙。/眼看就要落泪。◇割れんばかりの拍手。/响起雷鸣般的掌声。◇泣かんばかりに訴える。/满怀悲愤地控诉。

[7] しまう」 補助動詞。動詞の連用形に助詞「て」を添えた形に付いて、その動作が完了する意を表す。……し終わる。また、完了の意をこめて、動作を強めていう。(动词连用形接助补助动词しまう表示“完了”。)その実験はすでにやってしまった。/那个实验已经做完了。

[8] 「~ばかりとなる」 あとはそのことをするだけである。限定を表す。「それだけでほかにはない」の意。表示限定剩下的只要……)試験が終わったので、あとは結果を待つばかりとなった。/考试结束了,接着只要等结果出来就可以了。

[9] 「~手はない」 方法、考えがない。当然そう考えたり、そうするという意。(没有办法,无计可施)◇追試験があるというのに、受けないという手はない。/既然有补考,那就没理由不去参加。

[10] 「~からすれば」 ~からすると。~からすれば。判断の基礎を表す。表判断的依据从……来看)◇彼の態度からすると、胸に覚えがあるようだ。/从他的态度来看,好像是胸有成竹。◇彼の腕前からすれば、その程度の細工は二、三日で出来るよ。/照他的手艺,这点工艺活两三天就能完成。

[11] 「構わず」 無視する。気にしない。勝手にする。相手にしない。(不顾)◇看護婦が制止するのも構わず彼は病室へ入った。/他不顾护士的劝阻,仍然进了病房。

[12] 「いかにも」 どう考えてもそのように思える。まさにそのとおりのさま。(实在,真的,简直就是那样)◇金を貸せと言ったら、友人はいかにも困った顔で、金はないと言った。一说借钱,朋友便显出非常为难的神色,回答说没钱。彼女はいかにも良家のお嬢さんらしい言動をする。/她的行看起来确实像是有教养人家的女

[13] 「よほど」 普通の程度を超えていること。特に。(在很大程度上,很,颇,相当)◇よほどの金持でない限り、あんな高価な物は買えない。/只要不是特别有钱的富翁,那种天价东西是买不起的。◇よほど天気が悪ければ、行くのはよそう。/天气要实在太恶劣,那就别去了。

[14] 「足が棒になる」 足が疲れて棒のように感じられて重いこと。(腿脚累得要命; 腿累酸)◇足が棒になるほど探しましたが、見つかりません。/找得腿都直了,可还是没找到。

[15] 「かなわぬ夢」 実現しない夢、理想。(无法实现得梦想)◇三度も司法試験に失敗して、弁護士になるのは、かなわぬ夢と知った。/三次司法考试全都落榜,于是知道了自己想当律师的这个梦想是难以实现了。

[16] 「つかず離れず」 近づきもせず離れ過ぎもせず、一定の距離・関係を保つさま。(保持一定的关系和距离,不即不离)◇刑事はつかず離れず、犯人を尾行した。/便衣警察不即不离地跟踪着犯人。

[17] 「~てならない」 ~て仕方がない。活用語の連用形を受けて強調の意味を表す。(……得不得了)◇彼女と別れたとき、悲しくてならなかった。/和女朋友分手的时候,悲伤不已。◇どうもそう思われてならない。实在不得不这么想。

[18] 「歩調を合わせる」 歩き方をそろえること。みんなが調子を合わせて物事をすること。(使步调一致)◇軍隊が歩調を合わせて行進する。(军队统一步伐向前行进)職場の全員が歩調を合わせて新しいプロジェクトに取り組んでいる。/班上全体成员步伐一致,正全力以赴地致力于推进新计划。

[19] 「後に付く」 身体の後ろから離れないでついて行くこと。従うこと。(跟在后面)◇後について来て。劇場はあそこですよ。/跟我来,剧场就在那边哟。

[20] 「跡を付ける」 尾行する。(跟踪、追踪)◇ピエロの後を付けたら、なんと隣町の菓子屋のおっちゃんだった。/跟在杂耍小丑背后一看,原来就是邻街点心铺的大叔。

[21] 「まるで~ようだ」 ある状態・事柄を他のものに例えて言う。(就像……一样、宛如、仿佛)◇まるで台風のように激しい雨が降った。/像刮台风似地下了一场暴雨。◇彼女はまるで人形のように、目鼻立ちがくっきりしている。/她长得像玩具娃娃似的,五官棱角分明。

[22] 「でも」 逆の条件を示す。その他の用法として、物事を限定しないでおおざっぱに例示するとき、極端な例としてある物事を取り上げて、その他のものを暗示するときなどにも用いられる。また、許される最低限度、或いは消極的な条件を示す。限定しない意味として用いる。表逆接但是。不明说情况只大致列举或提示譬如,或者是举出极端例子,表示其他情况当然样:提出可以允许的最低限度或消极条件,以不限定的意义来使用纵然/即使/尽管……也)◇不便でも隣町の病院の方が設備が整っている。/尽管有些不便,但邻镇的医院设备非常齐全。◇たとえ千円でも私にとっては大金である。/即便是一千日元,对我来说也是大钱。子供でもできる。/就连孩子也会。◇忙しいが久しぶりだから、お茶でも飲もう。(喫茶店へ行って)/尽管很忙,但好久没见了,去喝杯茶什么的吧(去茶馆)。

[23] 「腹が立つ」 (いか)りが生じる。怒る。(生气、发火)◇説教しても反応がないので、先生は腹を立てて帰れと言った。/训斥了一通还是不起作用,老师一生气说:“给我回去!”

[24] 「ぷんぷんする」 怒っている形容。立腹する。(生气)◇ぷんぷん怒る。/怒气冲冲。◇理由は分からないが、その日、彼女はぷんぷんと僕に当たった。/不知为何理由,这天她找我撒气。

[25] 「何の気なしに」 何の目的もなく。何気なく。(无意中)◇何の気なしに言った言葉が、君を傷付けたのなら謝るよ。/若是我有什么无意中的言语伤害了你,那么我向你道歉。

[26] 「知らず識らずのうちに」 意識しないうちに。思わず知らず。(不知不觉,不由得,无形中)◇童べ歌を聴いていると、知らず識らずのうちに、故郷での幼い日々を思い出していた。/听着儿歌,不知不觉就想起了在故乡的幼年时光。

[27] 「思いがけずも」 意外なことに。予想外なことに。(意想不到,出乎意料)昨日、小学校の同級生と思いがけずも銀座のデパートで会った。/昨天在银座的百货商店里,我和小学的同班同学不期而遇。

[28] 「お目にかかれる」 目上の人に会う。(见到身份地位比自己高的人)◇お目にかかれて、こんなに嬉しいことはありません。/没有比见到您更让人高兴的事情了。

[29] 「~とは」 (格助詞「と」に係助詞「は」が付き、強めたもの)文末にあって下を省略した場合には詠嘆の気持が感じられる。(格助词「と」与系助词「は」连用,用在省略句末的场合时表示赞叹的语气)◇彼が成績第一位とは驚いた。/他成绩名列第一,真是让人吃惊

[30] 「興ざめ」 興味がうすらぐこと。愉快な気分が冷めること、なくなること。(扫兴,败兴)◇博物館の中は実物でなく、模造品が多く、いささか興ざめだった。/博物馆里真品少,仿制品多,有点让人扫兴。

[31] 「ちょっとばかり」 少しだけ。少しばかり(この文では自慢する気持)。(有一点)◇この服どう。ちょっとばかりいいだろう。/这件衣服怎么样,还可以吧。

[32] 「とどのつまり」 結局は、最後には。(到头来,终归,归根到底)◇ちょっとばかり数学が出来ても、国語力がなければ、とどのつまり知識のバランスが取れていないということだよ。/即便数学好一点,但没有母语能力的话,说到底也就是知识上的失衡。

[33] 「計り知れない」 予測できない。予め計算することができ名い。どれくらいか見当が付かない、分からない。(无可预计,不可估量)◇戦争は計り知れない被害を人民にもたらした。/战争给人民带来不可量的的损失。◇彼は計り知れない才能を持っている。/他的才能无法估量。

[34] 「まい」 助動詞。一般に、五段活用の動詞には終止形に、その他の動詞には未然形に付く。否定の推量や打ち消しの意志を表す。否定助动词,表示否定推量或否定意志不会……吧。不打算)◇この悲しみは君には分かるまい。/这种悲伤你不会理解的吧。◇彼の言う通りすれば、間違いはあるまい。/按他说的去做,错不了。◇会社の方針に反抗する人はあるまい。/不会有人反对公司的方针吧。◇二度と故郷を訪れることはあるまい。/大概不会有再访故乡的机会吧。

[35] 「はず」 物事が当然そうなること。道理。理屈。転じて、予定・てはず・約束などの意にもいう。形式体言应该,理当)◇彼は成功するはずだ。/他应该能成功。◇そんな屁理屈が世間で通るはずがない。/这种歪理不可能在社会上行得通。◇うまく説明すれば彼女を傷つけないはずだ。/好好对她说清楚的话,应该不会伤害她的。

[36] 「なんぞ」 何か。などと。などとは。【「など」的音便,口语,在此表轻蔑、谦逊、强调等等,如此这般)◇金なんぞいらない。/钱什么的我才不要呐!

[37] 「とうてい+打ち消し表現」 「どんなことをしても無理だ」「どう考えてもだめだ」「どうしても……ない」などの意味を表す。(无论如何也……)◇君の学力で東大に合格するのは、とうてい、不可能だ。/按你的力要想考上东大,是绝对不可能的。◇そんなことはとうていあり得ない。/怎么也不可能有这种事。

[38] 「震えが来る」 感動、驚き、恐怖、寒さなどで身体が震えること。(寒颤,哆嗦)◇僕はその話に驚き、結果を考えると身体に震えが来て止まらなかった。/听到这话我很吃惊,再一想到结果,禁不住浑身直打哆嗦。

[39] 「~に決まる」 当然、そういうことになる。不確定だったことがらが間違いなくある結果になる。(理所当然。多半肯定)◇僕が留年してしまったので、父は怒るに決まっている。/我留级了。父亲当然会很生气。◇新しい総理大臣は、彼に決まった。/决定他为新总理人选。新任总理大臣非他莫属。

[40] 「無茶をやる」 無茶なことをする。無茶は言動が常軌を逸していること。乱暴なこと。とんでもないこと。異常な様子。(胡闹,做荒唐事)◇「汽車の屋根に上ってロハで旅行したらどう?」「やめろ。無茶をやるな!」/“爬到火车顶上,去免费旅行如何?”“打住,别胡来!”

[41] 「動詞の未然形+う/ようとする」 直前又は試みの動作を表す。何かをする意志、決定を表す。(要……,想……,决定……,打算……)◇財布を拾おうとして、転んだ。/正打算捡起钱包,一下摔倒了。◇思い出そうとしても思い出せない。/怎么想也想不起来。彼は起きようとしたが、起きられなかった。/他想起来,却怎么也起不来。

[42] 「気をよくする」 気分をよくする。機嫌を直す。愉快な気分になる。(得意洋洋,高兴)◇皆が先輩、先輩と持ち上げたので、彼は大いに気をよくした様子である。/大家口口声声称他为“前辈、前辈!”,他显出一幅得意洋洋的样子。

[43] 「潔しとしない」 (下等な行為、考えだとして)それには従わない。したくない。(不屑)◇彼はいくら貧乏でも卑屈な行動をとることを潔しとしない。/再怎么穷困他也不屑去做那种卑劣的事儿。

[44] 「らしい」推量の助動詞。活用は「○・らしく、らしう、らしかっ・らしい・らしい・らしけれ・○」「らしから・らしかり、らしく・らし・らしかる、らしき・○・○」名詞や形容動詞の語幹、また、動詞・形容詞の終止形に付く。断定的に推量する意を表す。……と判断される様子である。……と思われる。その様子である。そう予想、推量をする。(像是……,像……的样子)◇彼女は親の勧める縁談を嫌がっているらしい。/她好像很讨厌父母的提亲。◇うちのクラスで一番男らしい男は誰ですか?/我们班最具男子汉风度的男同学是谁呀?

[45] 「~に/へ向かう」 行く。その方向へ向かう。目的、対象に対する方角、方向。(朝……方向而去◇彼は山麓にある村に向かって歩き出した。/他向山下的村庄走去。◇時代の流れは文明の衝突という方向へ向かっている。/时代的潮流指向文明的冲突。

[46] 「さんさんと」 燦燦と。光りく様子。太陽、月光、シャンデリヤなどに用いる。(灿烂貌)◇真夏の太陽はさんさんと輝いていた。/仲夏阳光灿烂

[47] 「サカリがつく」 動物が発情すること。(发情)◇サカリがついた猫がギャアギャア鳴いて煩い。发情的猫儿在一个劲地嗷嗷叫春,真是烦人

[48] 「ずつ」副助詞。「一つ」「二つ」などの「つ」を重ねたものかという。接尾語ともする。数量、程度を表す体言、またはそれに副助詞のついたものを受け、量的に同一の割合、程度が繰り返されることを示す。各々に一つ割り当てること。限定した量を表す。(每)◇一人に一冊ずつノートを配った。/每人发一本笔记本。経典を理解するとともに憎悪は、太陽の光線にさらされた氷のように、少しずつ融けていき、いつしか少年に対し慈しみさえ覚えるようになった在诵经解道的过程中,(他的)仇恨就像阳光下的冰块一样逐渐消融,不知不觉何时从心底里涌出一股对少年的怜爱之情。

[49] 「形容詞、形容動詞の語幹+がる」 接尾語。そのように思う、そう感じる、欲求する、行う意味を表す。接尾词表示“想要”、“感觉”、“进行”等意。一般不用于第一人称)◇欲しがっているものは何かな?/想要的是什么?◇「触るな」と言われたら、かえって触りたがるじゃない? “别碰啊”, 越这样说不就反而就越想触摸一下吗?◇恥ずかしがっても始まらないぞ。/光觉得害臊,也无济于事呀!

[50] 「ただ~だけ」 「ただ」は単に。僅かに。~だけは。それだけである。(仅仅,只)◇ただそれが手に入るだけで満足です。/只要能得到这个就满足了。◇ただこのお金だけは無駄に使いたくない。/只是这笔钱,我不想毫无意义地花费掉。

[51] 「形容詞、形容動詞の語幹+げ」 そのような様子、有様を言う。(表示“某种感觉”)◇彼は退屈げにぼんやりと雑誌の頁を繰っていた。/他百无聊赖,茫然地翻动着杂志。

[52] 「わけもなく」 理由もなく。原因もなく。(不知为何)◇雄大な景色を前にして、彼はわけもなく孤独を感じていた。/面对如此雄伟的风景,他不知为何感到孤独。

[53] 「平らげる」 全部、食べること。(吃光,吃完)◇彼は餅を五個平らげた後、さらに飯を一杯食った。/他干掉五块糍粑后,又吃下满满的一碗饭。

[54] 「はなから」 最初から。初めから。(一开始,从根本上,彻底)◇人に与える印象が悪いと、はなから嫌われるよ。/要是给人印象不好的话,那就会招人彻底讨厌的。

[55] 「これ」 これこそ。(限定して強調する)そのものである。相手の注意を促す語法。提请注意真可说是)◇彼の要求はこれ強欲そのものであった。/他提出的要求真可谓贪得无厌。

[56] 「でなけりゃ」 「~でないと」「~でなければ」のくだけた言い方。【「~でないと」「~でなければ」的口语如非,不然的话)◇君がしたのでなけりゃ、誰がしたというのだ?/不是你干的,那你说是谁干的?

[57] 「め」 接尾語、①奴。軽蔑の気持。②目下の者に対する親しみを示す。③謙遜して言う。接尾词家伙)◇田舎者め。/乡下佬。◇こいつめ。甘えるのもいい加減にしろ。/你这家伙,少给我登鼻子上脸。◇私めにお申し付けください。/请吩咐在下(在下听命)。

[58] 「音を立てる」 物音を立てる。音を出す。物体发出响声)◇音を立てて塀が崩れ落ちた。/墙轰然一声倒塌了。◇河は轟々と音を立てて、流れていた。/河水轰隆轰隆地奔腾。

[59] 「いつの間にか」 気付かない間に。知らず知らず。(不知不觉,不知何时)◇時間の過ぎるのは早く、いつの間にか北海の凍る季節になっていた。/时间过得真快,不知何时,北方的海已经进入上冻的季节了。

[60] 「~というわけにはいかない」 当然の理由がない。~しないですますことは出来ない。(没有理由,不可以)◇就職して収入があるのに、親の援助を当てにするというわけにはいかない。/已经工作有收入了,就不应该再依赖父母的援助。◇証拠を突きつけられて、否認するというわけにはいかない。/证据确凿,不容抵赖。彼からあんなに頼まれたのだから、お金を貸さないというわけにはいかない。/他那么恳求(我),也不不借钱给他了。

[61] 「~がたい」 接尾語。形容詞型活用。動詞の連用形に付いて、その動作の実現が困難であることを表す。……しにくい。……するのがむずかしい。「得難い」「捨て難い」「動かし難い」など。接尾词,接在动词连用形后难于)◇先生が教えてくれた方程式は理解しがたい。/老师教给我们的方程式很难理解。◇信じがたい不幸なニュースだ。/难以置信的不幸消息。

[62] 「見向きもしない」 関心を持つことはまったくない。(不屑一顾)◇彼女は私を見向きもせずにさっさと歩いていった。/她看都不看我一眼,快步离去。

[63] 「っぽい」 接尾語。形容詞型活用。名詞、動詞の連用形などについて、そのような状態を帯びている意を表す。その感じがする。そのようである。しやすい。接尾词,接在名词、动词连用形下构成形容词表示富于某种成分或倾向)◇このミカンの味は水っぽい。/这个橘子不甜(味淡)。◇彼は忘れっぽい男だ。/他是个健忘的男人。

[64] 「ないよりましだ」 強調表現。あったほうがいい。ないよりも少しはいい。(聊胜于无)◇この不景気にどんな仕事でも、ないよりましだ。/在经济萧条的形势下,不管什么工作都要干,总比没有强吧。◇暴風雨ではたいした役に立たないが、傘がないよりましだ。/在暴风雨中把伞没太大作用,但总比没有好。

[65] 「先を見通す」 未来、将来を予測する。予想して予め結論を得る。(预测,高瞻远瞩)◇今月も売り上げは二割減だ。このままでは先の見通しがつかない。/本月销售额也减少了两成。如此下去,还真难预测今后形势。◇彼は先見の明がある。先を見通して着々と将来の手を打っている。/他有先见之明,充分估计形势,然后按部就班地做准备。

[66] 「気が利く」 ①機転が利く。機敏である。②細かく配慮し、判断する。(机灵,乖巧,周到,细心)◇彼女に打ち明けようとする場に居合わせて、彼は気を利かしてそっとその場を離れた。/(我)正要向她表白时,他很知趣地离开了。◇交渉が難航している時、彼は気を利かしてメモを寄越した。 5%だけ値引きしようと。/正当洽谈搁浅时,他适地递过来一张条子,上面写道:我方就以降价5%为底线吧。

[67] 「お詫びをする」 謝る。(道歉)◇今回の事故に付きまして、心からお詫びいたします。/对于这次事故,(我)谨表示深深的歉意。

[68] 「お+動詞の連用形+になる」 尊敬表現。(尊敬语)◇お客様はお帰りになりますよ。/客人就要回去了。◇今晩、お泊りになりますか。/您今晚下榻弊店吗?

[69] 「あぐらをかく」 ①足を前で交差して座ること。②地位、立場に安住すること。(盘腿坐,安坐)正座では足がしびれるので、どうぞあぐらをかいてください。/跪坐腿会麻的,请盘腿坐吧。◇彼は親から受け継いだ老舗の看板にあぐらをかき、時代に乗り遅れて倒産した。/他安于从父母那儿传承下来的老牌店的经营,赶不上时代,结果破产了。

[70] 「融通が利く」 ①考え、行動が自由で臨機応変の処置ができること。寛大で堅苦しく考えないこと。②お金などを貸す余裕があること。(斡旋,通达,临机应变。融资)◇彼が融通を利かしてくれたので、話はうまくまとまった。/承蒙他从中斡旋,事情顺利解决了。◇彼は融通が利く男だ。頼むだけ頼んでみたら。/他是个通情达理的人,你尽管拜托他看看。一万円だけなら融通が利くよ。/如果是1万日元的话,可以借给(你)。

[71] 「理屈が通る」 道理にたがわない。筋が通っている。(通理,达理)◇理屈じゃ通っても、世の中、そんなに甘いものじゃないぞ。/即便从道理上说得通,这世上的事也不会那么简单的。彼が言うことはいつも理屈が通らない。/他总是歪理十八条。

[72] 「夜となく昼となく」 夜も昼も。一日中ずっと。いつも。(不分昼夜)◇夜となく昼となく思い出されるのは、空港でお別れした貴方の面影です。/不论白天黑夜,都会想起在机场分别时你的容颜。

[73] 「ひと気がない」 人の気配がない。人がいないこと。(悄无一人)◇夜、アパートに戻ると、部屋はひと気がなく、凍り付いていた。/晚上回到公寓,房间里冷冷清清,仿佛空气都凝固了似的。

[74] 「そうだ」 様態を表す助動詞。形容詞、形容動詞また助動詞「たい」の語幹につけて用いる。語幹が一音節の形容詞に付くときは間に「さ」が挿入され「なさそう」「よさそう」などとなる。(様態)様子から推察して、そうであろうと思われること。样态助动词好像,仿佛,觉得)◇先生の話は面白そうです。/老师的话很有意思。◇「行かないで」と寂しそうな顔でつぶやいた。/“别走。”(她)神情寂寞地悄声说道。◇曇ってきたね。雨が降りそうだ。/天阴了,好像要下雨。

[75] 「って」 「って」の下に続く部分を省略あるいは倒置すると終助詞となり、イントネーションが上がると反問の意を表す。会話で驚きや軽い疑問の語調を表す终助词,表示惊讶、疑问等是吗)◇彼が秀才ですって。幼稚園の頃はそうでもなかったのにねぇ。/他很有才华吗?可在幼儿园的时候并不怎么的呀!

[76] 「なんだって」 どうして。なぜ。疑問を強調する。意外、軽い驚き。(为什么,怎么)◇なんだってそんなに落胆するの?/(你)怎么如此消沉?◇なんだって君は僕に反対するんだ?/你为什么要反对我?

[77] 「心を鬼にする」 同情はしているが、その人のためにわざと冷たくする。辛く当たる。(硬起心肠)◇母は奉公先から逃げ戻った息子を、心を鬼にして追い返した。/儿子从做活儿的地方逃回来,母亲硬起心肠又把他赶了回去。

[78] 「やむにやまれぬ」 どうしてもそうしないではおられないこと。やむを得ないこと。(不得已)◇僕が辞表を出したのには、やむにやまれぬ事情があるんだ。/我提交辞呈自有迫不得已的原因。

[79] 「動詞の未然形+ざるを得ない」 ほかに選択肢がなく、どうしてもそうしなくてはならない。(不得不)◇不況で人員整理をせざるを得なかった。/因为不景气,所以不得不削减人手。

[80] 「にもかかわらず」 先にある事柄を受けて、後にそれに反対の表現を続ける。(尽管如此)◇先生が説得したにもかかわらず、父親は息子を退学させた。/尽管老师劝阻,父亲还是让儿子退了学。

[81] 「お歴々」 地位、家柄、名声の高い人々。名士たち。(地位、声誉高的人)◇新聞にお歴々のゴシップが掲載された。/报纸上登载了名人的小道消息。

[82] 「一通り」 思い付くことをすべて。一つ一つ詳しくではないが、全体のことが分かる程度に。いちおう。(大致一遍)◇息子が就職したので、社会での心得を一通り教えた。/儿子参加工作了,于是给他大致讲了一通处世经验。

[83] 「おまえんとこ」 「おまえのところ」のくだけた言い方。【「おまえのところ」的口语,音便你家)◇おまえんとこの家族は何人だ?/你家几口人?

[84] 「ロートル」 (中国語「老頭児」の音読みから)古くなったもの。老人、機械などを指して言う。揶揄する感じ。(老头,遗老)◇これからは若い人の時代じゃ。ロートルには出番はない。/今后是年轻人的时代,老家伙就该靠边站啰!

[85] 「~ことにする」 いくつかの可能性から一つだけ選び、そうする決定をする。(决定,决心)◇下痢しているので、夕食は食べないことにする。/拉肚子,晚饭就不吃了。

[86] 「つかつかと」 遠慮なく歩み寄るさま。ためらわずに近づくさま。(毫无顾虑地走近,没有礼貌地靠近)◇客はつかつかと入って来ると、直ぐに料理と酒を注文した。/客人径直走进来,马上点了菜和酒。

[87] 「ものの」 非常に、いかにも。(非常,确实)◇ものの見事に成功した。/确实完成得很漂亮。

[88] 「気が楽になる」 責任がなくなって気持が軽くなること。気楽になる。(感觉轻松,松一口气)◇やっと息子が大学を卒業して、気が楽になった。/儿子总算大学毕业了,我感觉轻松了不少。

[89] 「ぷっつり」 ①噂、消息などが途切れること。絶えるさま。②糸などが切れるさま。象声词断绝)◇留学した彼からぷっつり音信がない。/留学后他便音信杳如。◇袋の紐がぷっつり切れて中身が道に落ちてしまった。/扎口袋的绳子噗嗤一声断了,口袋里的东西全都掉到了地上。

[90] 「気持ちを晴らす」 ◇不愉快な気持を取り除き、なくすこと。(解闷)◇山登りでくよくよしていた気持を晴らそう。/登山去,可以排遣一下郁闷的心情吧。

[91] 「後ろ指を指す」 陰で非難する。悪口を言う。(背后指责,非难)◇人様から後ろ指を指されるようなことを、してはなりませんよ。/可不能做那种让人戳后脊梁的事儿

[92] 「活用語の未然形+ずに(は)いられる」 自然にそうなってしまうこと。(坦然。自然而然如此)◇何事が起きても豪胆な彼は、びくともせずにいられた。/他豪放大胆,无论发生什么事都吓不倒他。◇彼のおどけた演技には、誰もが笑わずにはいられない。/他那滑稽的表演,让每个人都忍俊不禁。

[93] 「よいしょ」 ①力をいれて動作を起こす時の掛け声。②人をおだてること。用力时发出的声音,转义为激励嗨哟,加油)◇彼は重い荷物をよいしょと掛け声をかけて担いだ。/他嗨哟一声挑起了重担。◇あの先生は学生をよいしょすることが上手だ。/那个老师很懂得如何激励学生。

[94] 「行き違いになる」 会おうと思って行ったが、相手がそこを去った後だったので会えないこと。双方の意思が食い違うこと。(走岔,失之交臂。不协调)◇メロドラマでは大抵、恋人同士が行き違いになって、ハラハラさせる場面がある。/爱情剧总有恋人们失之交臂、令人担心不已的情节。

[95] 「恩に着る」 恩義を感じること。人から恩恵を受けてありがたいと思うこと。(感恩)◇彼女はちょっとした親切を恩に着て、生涯を彼に捧げた。/她为他的点滴之恩献出了一生。

[96] 「~はごめんだ」 免れたい。要らない。希望しない。いやだ。表示拒绝不,不要,不愿,不希望)◇これ以上、君に迷惑をかけられるのはごめんだ。いいかげんにしてくれ。/我可不希望你再给我添什么麻烦,你适可而止吧!せっかくの連休なのに、仕事はごめんだ。/好不容易才有个连休,工作就免了吧。

[97] 「~わけには行かない」 するのを忍びない。する理由はない。(不能,不该,不……不合适)◇先生の勧める会社へ応募しないわけには行かない。/这是老师推荐的公司,不去应聘不太合适◇有名人はサインを求められると、断るわけには行かないものだ。/名人被请求签名的话,是不能拒绝的。

[98] 「心配になる」 悪いことが起きることを考え、心を悩ませる。気がかりであること。(担心)◇娘の帰りが遅いので、心配になってきた。/女儿回家太晚,不由得担心起来。

[99] 「身を起こす」 ①立ち上がる。②立身出世する。(站起身来。起家)◇居眠りから覚めて、身を起こすと太陽が沈みかけていた。/从昏昏沉沉中醒来,起身一看,已日落西山。彼は貧しい労働者から身を起こし、いまでは大企業の社長になっている。/他从贫穷的小工开始打拼,现在成了大公司的社长。

[100] 「がやがやと」 騒々しい、喧しいことの形容。(喧嚣,吵嚷)◇場内は人声ががやがやと煩かったが、講師が演壇に上がると直ぐ静かになった。/会场内人声嘈杂,但是讲师一走上讲台,人们立即安静下来。

[101] 「五頭身」 身長が顔の長さの5倍しかない体つきのこと。七頭身が美人の理想とされるので、五頭身はかっこう悪い人を揶揄している。(人们通常以身体与头的比例为71为美,所以「五頭身」意指身材矮小的女孩)

[102] 「身振りをする」 身体を動かして感情や気持を伝える動作。格好をする。(用肢体动作表示)◇物乞いは哀れな身振りをして、食べ物をせがんだ。/乞丐做出可怜巴巴的样子乞讨食物。

[103] 「大したもんだ」 普通より程度が甚だしいこと。素晴らしい。結構な。立派な。特別な。善悪いずれにも用いる。「大したもんだ」的口语真了不起,真够厉害的あのスリの腕は大したもんだ。ぜんぜん気がつかなかった。/那个小偷真够厉害的,我一点都没觉察到。この研究は大したもんだ。ノーベル賞ものだ。/这个研究真了不起,简直够诺贝尔奖水平的。

[104] 「だって」 「でも」の口語体。~も。~でさえも。~もまた。【「でも」的口语……,即便…………◇金がないので朝飯だって食っていないんだ。/因为没钱,连早饭都没吃。

[105] 「くだん」 例の。前述の。さっきの。噂の。(前面提到的)◇くだんの警官だよ。彼はお目こぼし専門だぜ。/就是那个警察,他最会手下留情了。

[106] 「でぶ」 俗語。太っていることの形容。蔑称、罵語。軽く揶揄した表現。綽名にも使う。(肥胖,胖墩儿)◇おデブちゃん、元気かい?食べてばかりいると又太るよ。/小胖墩儿,你好吗?再这么吃下去可又要胖的哟!

[107] 「気が遠くなる」 ①失神する。驚き、恐怖などで意識が薄れる。②想像外の大きさ、量、距離などを言う。(神志不清。过于巨大/惊人/遥远)◇あまりの暑さで彼は気が遠くなったようだ。/他似乎热晕过去了。◇彼は冒険旅行に気が遠くなるほどの金を費やした。/他在冒险旅行上花费了天文数字般的金钱。

[108] 「ところ」 形式体言。ちょうどその時、場合。(形式体言,在此表时间)いまご飯を食べていたところだ。/刚才正吃饭来着!

[109] 「生まれながらにして」 天性のもの。生まれつきの性格、境遇、素質など。(天生而来,生就)◇彼は生まれながらにして、画家の素質があった。/他生来就有画家的素质。◇彼は実業家の家に生まれたので、生まれながらにして商売人の素質を持っていた。/他出生于实业家的家庭,所以生来就有商人的素质。

[110] 「そりゃ」 「それは」のくだけた言い方。「それは」的口语)◇そりゃ駄目だ。そんなことをすれば、きっと先生は怒るよ。/那可不行!那样做的话,老师一定会生气的。

[111] 「ホラを吹く」 大げさに言う。でたらめに言う。(吹牛)◇彼はよくホラを吹くから、信用しない方がいい。/他老是吹牛,还是别信他的好。

[112] 「顔をする」 表情に気持が出る。(做出某种表情)◇彼女は厭な顔をして、横を向いてしまった。/她厌恶地转过脸去。

[113] 「口から出任せを言う」 ありもしないことを思いつくままに言う。でたらめを言う。(随口乱说,信口开河)◇腹が立って口から出任せに辞めますと言ったら、さっさと辞めろと言われた。困ったなぁ!/我因为生气随口说了一句辞职的话,谁知竟被顶了一句:“那就赶紧辞吧!”这倒让我进退两难了。

[114] 「なり」 断定の助動詞。文語。(格助詞「に」に動詞「あり」の付いた「にあり」の変化。活用は「なら・なり、に・なり・なる・なれ・なれ」。用言・助動詞の連体形や、名詞・副詞などに付く。~である。(古典日语的断定助动词,相当于现代日语的「だ」。汉字写作「也」◇本日は晴天なり。/今日晴天也。◇これぞ武士(もののふ)なり。/此乃武士也。

[115] 「~てんだ」 「~というのだ」のくだけた表現。【「~というのだ」的口语表现说了,说的是)◇悪戯はよせってんだ。/告诉过你别胡来!

[116] 「お高くとまる」 誇るさま。高慢な様子。(高高在上,摆架子)◇お嬢様ぶってお高くとまっているなら、カレシが出来ないのよ。/要老这么装大家闺秀,可找不到对象哟!

[117] 「お褒めにあずかる」 謙遜語。褒めてもらうこと。(承蒙夸奖)◇些細なことで、お褒めにあずかるとは、光栄です。/这点儿小事,承蒙夸奖,不胜荣耀。

[118] 「やるせない」 悲しみや苦しみ、寂しさなどを紛らわせない。どうにもならない。(郁郁不乐的,难以排解的)◇楓橋夜泊の詩はやるせない孤独をしみじみと感じさせる。/枫桥夜泊这首诗,让人深切地感到一种难以排谴的孤独。

[119] 「気がつく」 意識する。発見する。(意识到,觉察到)◇揺り起こされて、気がつくと私はぐっすりと寝込んでいたらしい。/我被摇醒才发现自己好像昏睡过去了。◇彼の欠点に気づいた先生は、苦手な問題を特訓して教えた。/老师觉察到他的不足,专门出了些难题,对他进行特别训练。

[120] 「これといってない」 特にない。(并无什么)◇僕にはこれといった長所はありません。/我并没有什么特别的长处。◇附近の名所はと訊かれて考えてみたが、これといってないのだ。/被人问及这附近有什么可以观光的地方,可想了半天也想不出来。

[121] 「腰を下ろす」 座ること。(坐下)◇老人達が石段に腰を下ろして、ひなたぼっこを楽しんでいる。/老人们坐在石阶上享受着阳的温暖

[122] 「前後も知らず」 前後不覚である。前後の状況が分からないこと。(神志不清,昏昏沉沉)◇疲労困憊して前後も知らず、意識を失っていたようだ。/累得又睏又乏、昏昏沉沉的,好像失去了知觉似的。

[123] 「白河夜船」 熟睡すること。熟睡して何が起きたのか分からないこと。(沉沉大睡)◇家族全員が白河夜船で、泥棒が入ったことに気づかなかった。/家里人全都睡死了,小偷进来了都不知道。

[124] 「小首をかしげる」 ちょっと首を斜めに傾けること。疑問、迷い、甘えるときの動作。(轻轻歪头,颔首)◇日本舞踊を踊った時、小首を傾げた彼女は、とても可憐であった。/她跳日本舞蹈时,头微微歪向一边的样子,十分可爱。

[125] 「つくづく」 飽きもせずに見る様子。念入りに、しみじみと感じる様子。(仔细地。深刻地)◇中国へ旅行して、つくづくこの国の文明は悠久の歴史があると思った。/在中国旅行时,(我)深深地感受到中国文明有着悠久的历史。

[126] 「~気がする」 心の働きがする。意識する。それらしく感じる。(感觉,感到)◇このままだと会社の経営はじり貧になるような気がした。/照这样下去,我感觉到公司的经营会越来越糟糕。


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