形容詞語幹:ー[い]/ー[な] + げだ
ある :[ます]形 げな + 名詞
げに + 動詞
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♪ 会話 ♪
良子:この店はいつも楽しげな家族連れで一杯ね。ところで今日は何を食べさせてくれるの?
李 :ねえ、外にいるあの子、食堂のサンプルを覗き込んでるけど、とても食べたげだよ。
良子:どうしたのかしら。本当にひもじそうだわ。ホームレスなのかしら。
♯ 解説 ♭
「~げ」は外から見ての推量を表す接尾語で、「すこし~そうな様子だ」という意味を表します。希に「大人げがない」のように名詞や、「意味ありげな態度」のように動詞につくこともあるのですが、ほとんどは形容詞の語幹について、ナ形容詞をつくります。この「~げ」は様態の「そうだ」と置き換えが可能です。→例題1)2)
悲しそうだ・悲しそうな顔 → 悲しげだ・悲しげな顔
不安そうだ・不安そうな様子 → 不安げだ・不安げな様子
§ 例文 §
1.お前って、本当にかわいげのない女だな。
2.怪しげな男が家の回りをうろついている。
3.彼は何やら言いたげな様子だったが、結局口を開かなかった。
4.あなたを尋ねて男の人が来ましたが、何かいわくありげでしたよ。
5.手塩にかけて育てた娘が嫁ぐ日、父親はどこか寂しげだった。
★ 例題 ★
1) 男はなにやら意味(ある/あり)げ(の/な)笑いを(浮かべて/浮かんで)、僕を見ていた。
2) 彼は「大丈夫だ。俺( )任せろ」と言ったが、みんなは(心配だ→ )げ( )顔を見合わせた。
(^^)前課の解答(^^)
1) ぐるみ/発覚したが(「が」と「ても」の違い)/思っていない
2) まで(までもない→文型338)/×/得な(ナ形)