名詞: の + 際に
動詞:[ます]形 際の + 名詞
名詞: × + 間際に
動詞:原形 間際だ
間際の + 名詞
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♪ 会話 ♪
良子:夕べのあなたの寝る間際の一言が気になって、なかなか寝つけなかったのよ。
李 :ごめん、ごめん。提案書が書き終わってなかったもんだから、焦りぎみだったんだ。
良子:間際になって慌てるのは、あなたの悪い癖ね。仕事のとばっちりを受けるのは真っ平御免よ。
♯ 解説 ♭
「~際/~間際」は「~する直前に~」を表す点では共通しています。なかでも「~間際」は特に用法上の制約もなく、ひろく直前を表すことができます。
一方、「~際」は「名詞+の際」の時は「きわ」と読み、それ以外は「ぎわ」と読みますが、「いまわの際」「往生際」「去り際」など、死や別離と関係する慣用的言い方がほとんどです。
注意してほしいのは、漢字「際」を使って「~とき」を表す「~際(さい)」(→文型098)と読む用法があることです。接続の違いに注意してください。
別れ際(ぎわ)に彼女の手を握った。(動詞[ます]形:~する直前に)
別れる際(さい)に彼女の手を握った。(動詞普通形:~するとき)
§ 例文 §
1.そのマラソン選手は、ゴール間際で倒れた。
2.出発間際になって、彼は突然「行かない」と言い出した。
3.父は死に際(=いまわの際)に、息子たちへの遺言を残した。
4.父は死ぬ間際に、母の手を握って「ありがとう」と言った。
5.昔の武士は、散り際を大切にしたと言われる。
★ 例題 ★
1) 試験(まぎわ/ぎわ/さい)になって慌てることがない(ために/ように)、今から勉強し(てある/ておく)(こと/もの)だね。
2) 帰国間際( )なって、現金とパスポートが(紛失する→ )こと( )気がついた。
(^^)前課の解答(^^)
1) らしく(→文型174/→文型450)/切って/打ち明けたら
2) か(疑問句の「か」)/やつれ/を(→文型466)