名詞(集団・組織を表すもの): × + きっての + 名詞
________________________________________
♪ 会話 ♪
李 :日本きっての名勝古跡というと、どこかなあ。
良子:難しい質問だけど、私なら京都の嵐山を挙げるわ。
李 :あそこもいいけど、奈良のひなびた雰囲気も捨てられないなあ。
良子:人によって好きなところは違うってことね。近くでは箱根が一番好きよ。
♯ 解説 ♭
「きっての」は「~の範囲内で最も優れている」という意味を表します。前に来る語は組織・団体などの名称です。これは最上級を表す比較文型の一種でしから、「この町きっての物知り=この町で一番の物知り」のように「~の中で、一番の~」を使っても表せます。
§ 例文 §
1.○○先生は当代きっての日本画家としての誉れが高い。
2.何と言っても、彼女はわが校きっての秀才と言えるだろう。
3.彼はこの町きっての人気者で、何か催し物があると引っ張りだこだ。
4.専務は会社きっての切れ者と噂されている。
5.わが社きっての歌自慢と言えば、李君をおいてほかにいないだろう。
★ 例題 ★
1) 村(あっての/きっての)力自慢だったが、東京に来(てみると/てみれば)、上には上がある(のだ/ものだ)と思い知らされた
2) 彼はこの会社きって( )中国通という評判だ( )、果たして本当なん(だ→ )か。
(^^)前課の解答(^^)
1) てあげる/かわりに(交換・代償)/くれないか(→文型182)
2) を(他V)/に/が(自V)/の(→文型354)