第八回「全国の大学における日本語教育と研究」シンポジウム 中国河南省にて開催

 2016年10月15日、第八回「大学における日本語教育と研究」シンポジウムは、中国河南省の南陽師範学院で開催された。

 本大会は中国の全国大学日本語教育研究会、教育部大学外国語教育指導委員会、中国日本語教育研究会河南省分会によって主催されたものである。大会の開催を承ったのは、南陽師範学院（中国河南省の南陽市）であった。また、全国の40以上の大学から、70名以上の専門家・研究者が出席された。出席者の所属としては、北京大学、北京外国語大学、北京日本学研究センター、外交学院、国際関係学院、北京師範大学、湖南大学、洛陽外国語学院、大連理工大学、華中科技大学、内モンゴル大学などが挙げられる。

 15日の午前、大会の開幕式が行われた。式の司会担当は南陽師範学院外国語学部の学部長・李長亭氏であった。開幕式では、劉明閣氏（南陽師範学院の中国共産党委員会書記）と、趙華敏氏（教育部大学日本語教育指導委員会の日本語組の組長、北京大学教授）、王鉄橋氏（全国大学日本語教育研究会会長）はそれぞれ、挨拶の言葉を述べた。その後、趙華敏氏は、「中国における日本語教育の直面している問題 ―大学での日本語教員の専門性向上を兼ねて―」と題する講演を行った。また、王鉄橋氏も「河南省日本語教育の歴史・現状および将来」について記念講演を行った。

 午後、パネル・ディスカッションが行われた。研究分野によって、会場は日本語学、日本語教育、日本文学と文化、日本語教育におけるマルチメディアの使用、の四つに分けられた。そして、出席者は論題についてさまざまな議論をした。以上の研究分野に関する論文を約60本、シンポジウム準備委員会に投稿論文として寄稿された。パネル・ディスカッションのあと、総会・閉幕式が行われた。中国全国大学日本語教育研究会の会長・王鉄橋氏は本大会に対して、まとめの言葉を述べたうえ、本大会の開催に経済的な援助を提供してくれた機関や部門に感謝を示した。

 本大会の開催は出席者の専門家や研究者らに好評され、これからの中国における日本語教育の発展に優れる影響を与えるだろうと評価されている。

第八届全国大学日语教学与研究学术研讨会在河南省成功举办

（通讯员 汤春苹、曹建平）2016年10月15日，第八届全国大学日语教学与研究学术研讨会在中国河南省的南阳师范学院隆重举行。此次会议由全国高等学校大学日语教学研究会、教育部大学外语教学指导委员会、中国日语教学研究会河南分会主办，南阳师范学院外国语学院承办。来自北京大学、北京外国语大学、北京日本学研究中心、外交学院、国际关系学院、北京师范大学、湖南大学、解放军外国语学院、大连理工大学、华中科技大学、内蒙古大学等国内外40所高校，七十余位专家、学者及一线教师出席了此次研讨会。

大会开幕式由南阳师范学院外国语学院院长李长亭主持。南阳师范学院党委副书记刘明阁致欢迎辞，教育部大学外语教学指导委员会日语组组长赵华敏、全国高等学校大学日语教学研究会会长王铁桥分别致开幕词。随后赵华敏做题为《中国日语教育面临的挑战——兼谈大学日语教师的专业发展》的主题演讲，全国高等学校大学日语教学研究会会长王铁桥做题为《河南省日语教育的历史、现状及未来》的纪念演讲。

会议收到学术论文六十余篇，涉及日本语学、日语教学、日本文学、日本文化、多媒体教学等领域的诸多热点问题。下午，参会者在分科会上，从以上领域进行了热烈并富有成效的研讨。

会议闭幕式由各分科会组长总结发言，王铁桥会长致闭幕词，对各位专家、学者给予此次研讨会的大力支持表示衷心感谢。并对卡西欧、外研社、中日交流杂志社、日本富士国际语学院、九州外国语学院等赞助单位表示了感谢。

本次研讨会得到了参会专家的一致肯定和好评。他们认为此次大会对我国日语教育未来发展具有一定的指导意义，对日语教师今后从事教学研究具有现实意义。认为此次大会组织得合理、严谨、高效，取得了预期成果。本次研讨会扩大了“河南日语”在中国日语界的影响，也扩大了我省地方院校在中国各地的影响，对于地方院校的转型发展，以及日语专业的建设与发展都起到了良好的推动和促进作用。