2010年は2月14日が日曜、サンデーバレンタインになります。
中学生以上~20代までの女性を対象にした調査(江崎グリコ調べ)では、「ことしチョコレートを贈る相手」に、「上司・同僚(24.2%)」や「恋人(32.0%)」などを大きく上回って、「女友達(74.0%)」が1位になりました。
サンデーバレンタインのため義理チョコの需要が減るとみられている中、女性同士でチョコを贈り合う「友チョコ」が増えているといいます。
2010年のバレンタインデー商戦を取材しました。
仕事帰りの女性であふれる百貨店のチョコレート売り場。
ここで、プレゼントするお相手を聞いてみると「お友達とかにあげようかなと思っています」、「自分が食べておいしいから、そのチョコを友達にもあげてなんか、分かち合いたい」などといった声が聞かれた。
サンデー・バレンタインの2010年、「友チョコ」需要が大きく伸びている様子。
2010年のチョコレートは、自分用や友達用にと見た目もかわいく、遊び心のあるものが人気で、価格も1,000円前後のものが、よく売れているという。
江崎グリコの調査では、バレンタインチョコにかける予定の総額が、2009年と比べて減る一方、女友達への友チョコの予算は増える傾向にあった。
東京・千代田区の百貨店「大丸東京店」では、女性向けに色や形のバリエーションを増やし、品ぞろえを工夫していて、売り上げは10日までで、2009年より3割近く伸びた。
一方、イトーヨーカドーでは、全国120店舗でチョコ売り場にパンツという売り方を展開していて、男性用下着の売り上げは、2009年の倍以上となっているという。
イトーヨーカドー新浦安店の堤箸賢司副店長は「下着という形で、プレゼントするのには最適。手作りと男性下着を大きく展開してますので、売り込んでいきたいと思っております」と語った。
サンデー・バレンタインは、親しい人に贈るプレゼントが狙いと、小売業界がしのぎを削っている。